国際協力のフィールドワーク

著者:庄野護
判型:A5判
頁数:224頁
ISBN4-931246-12-5 C1030
定価:本体1800円 + 消費税
【内容】
現場からの“国際ボランティア学”
NGO、ODAのボランティアとして、南アジアの開発援助に従事してきた著者が豊富なフィールド体験をもとに、海外ボランティアの考え方、活動のすすめ方、陥りやすい失敗、そしてボランティアに求められる役割とその展望……を具体的・体系的にとりまとめた。海外ボランティアの実際と今後の課題を論じる“国際ボランティア学”への手引き。

【立ち読みコーナー】「大震災とボランティア」より

【目次】
■大震災とボランティア
■NGOとの出会い
■世界の最底辺を歩く
■異文化における同時代性
■海外ボランティアの陥穽
■ODAボランティアとして
■開発目的としての「住民参加」
■援助の時間感覚
■社会開発としてのスラム開発
■巨大開発と住民移転
■グループ活動と「ゆるやかな連携」
■異文化として出会う「スラム」
■内戦下のフィールドワーク
■体験的NGO論
■「解放」か、「開発」か
■住民参加のスラム開発

【著者紹介】庄野 護(しょうのまもる)
1950年徳島生まれ。中央大学中退。アジア各地への放浪と定住を繰り返し、文化・言語の研究を続ける。タイ、ベトナム、インドネシア、バングラデシュ、スリランカ、パプアニューギニア、ケニアなど、アジア・アフリカでの活動歴は40年、滞在歴は20年ちかくになる。多様なフィールド体験に裏うちされた独自の視点をもつアジア研究者である。著書『スリランカ学の冒険』(南船北馬舎)でヨゼフ・ロゲンドルフ賞を受賞。スリランカのスラム開発を論じた本書収録の「住民参加のスラム開発」で、(財)国際協力推進協会の学術奨励作品一席に入選。ほか『パプアニューギニア断章』(南船北馬舎)、『学び・未来・NGO NGOに携わるとは何か』(共著・新評論)など。現在、ラオス・ビエンチャン在住。

INDEX(トップページ)刊行物一覧 ご注文