執念 東周列国志(楚 呉 越)

著者:大櫛克之
判型:四六判
頁数:320頁
ISBN978-4-931246-21-8 C0097
定価:本体1800円 + 消費税
【内容】「臥薪嘗胆」物語:
列国の興亡からみる個と集団のエトス
2500年前にこんな世界があったと信じられるだろうか。最近の週刊誌には本書に類似した事件がちりばめられている。ワンマン経営の会社で、巨大労働組合で、新興宗教で……。人間の社会生活における行動様式は2500年を経過してもまったく進歩・改革がないといわなければならない。(著者あとがきより)
【立ち読みコーナー】
巻之一

【書店様用注文短冊】

【訂正】本文に以下の間違いがありましたので、お詫びして訂正します。
*88頁7行目:米建(誤)→米勝(正)
*178頁12行目:からから(誤)→から(正)
*250頁6行目:紀元前一三〇〇年(誤)→紀元前一六〇〇年(正)
*250頁7行目:殷の三十代(誤)→殷の二十八代(正)
*250頁10行目:紀元前八四〇年(誤)→紀元前七七〇年(正)
はじめに
【巻之一】
秦の哀公は会を設け覇を謀る
玄象岡(げんしょうこう)にて卞荘(べんそう)が虎を撃つ
秋胡(しゅうこ)が盗賊に罵られる
臨潼(りんとう)の会に伍子胥(ごししょ)は明輔(めいほ)を争う
臨潼の会に伍子胥は威を奮う
【巻之二】
秋胡が桑畑にて女をからかう
楚王は雪中に猟を楽しむ
霊王は荘家にて自滅する
費無忌(ひぶき)が平王に諂う
平王は妻を棄て、子を追い出す
平王は讒言を信じ伍氏を滅ぼす
【巻之三】
米建が鄭に入る
伍子胥は陳にて婚姻を断る
伍子胥が昭関を抜ける
漁夫は江上で伍子胥を救う
洗濯女は石を抱いて江に身を投げる
伍子胥は横笛を吹いて王僚にまみえる
姫光(きこう)は〓<魚ヘンに専>諸(せんしょ)に暗殺を依頼する
【巻之四】
掩余(えんよ)、燭庸(しょくよう)が楚に攻め込む
太湖亭にてセンショが王僚を刺す
嚢瓦(のうごう)は費無忌を滅ぼす
要離(ようり)は焦休忻(しょうきゅうきん)を罵り殺す
要離は偽りの策にて慶忌(けいき)を刺す
孫武が宮中にて女官の軍事訓練をする
孫武、兵を興して楚を討つ
【巻之五】
孫武は兵を楚に進める
呉と楚が挙水で戦う
呉兵は五たび戦って荊州を取る
楚昭王は隕(うん)より隋に入る
伍子胥は平王の屍に鞭打つ
申包胥(しんほうしょ)が號哭して秦に救いを求める
伍子胥が楚と和睦し戦を収める
【巻之六】
伍子胥、恩に報い徳に報ず
孔子が魯の相として斉に対応す
呉と越が携李(けいり)に戦う
孔子は諸国を周遊す
呉王は道を分かちて越を討つ
越王勾踐(こうせん)は会稽山に籠もる
【巻之七】
勾踐は呉に入りて罪を待つ
勾踐は三年呉で辱めを受ける
呉王は西施と八景に遊ぶ
楚の昭王は礼をもって孔子を招聘する
孔子は陳・蔡にて難に遭う
【巻之八】
子貢は呉を説いて魯を救う
伍子胥は目をくじり越を待つ
斉兵は艾陵(がいりょう)におおいに戦う
孔子は麒麟を捕らえて春秋を書く
晋で三卿が内部抗争を繰り広げる
【巻之九】
勾踐は三度戦い呉を滅ぼす
范蠡(はんれい)は越から舟で出奔する

【著者紹介】
■大櫛克之(おおぐし・かつゆき)
1944年徳島県生まれ。京都大学農学部卒。上海IBUKI投資諮詢有限公司董事長。著書に『三国志全五巻』(素人社)。

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